ライブ配信アプリ「17LIVE」ユーザー調査で、ライブ配信で商品を購入した経験がある人が33.2%にのぼることが分かりました。購入できたらうれしい商品ジャンルとしては「食品・飲料」が43.6%で最多となり、購入のタイミングは52.9%が「セールやキャンペーンの時」と回答しています。

調査は17LIVEがアプリ内アンケートとして実施し、有効回答数は707人です。ライブコマース(ライブ配信を通じた販売)経験者が3人に1人という結果は、日本でも双方向の配信を通じたネット購買が一定程度浸透していることを示します。物価高の中で食品・飲料の人気が高い一方、少しでも安く買いたいという志向から、半数超が割引やキャンペーン時の購入を望んでいるとみられます。

購入を検討するきっかけとしては、「信頼している配信者」が45.3%で最多でした。さらに購買意欲を高める要素では、「正直なレビュー」が52.3%と半数を超え、価格だけでなく「誰がどう伝えるか」という信頼性が重視されていることがうかがえます。年末やクリスマス向けにライブ配信で購入したい商品としては、「自分へのご褒美アイテム」が24.6%で1位となり、「お年玉・福袋アイテム」や「冬季限定フード・スイーツ」が続きました。

ライブ配信と購買体験の組み合わせは、物価高や節約志向を背景に、今後も食品を中心に利用拡大が進む可能性があります。一方で、配信者の信頼性やレビューの透明性が購買行動を左右する傾向が明確になっており、ライブコマース事業者には、配信内容の品質管理やステルスマーケティング対策など、信頼確保の取り組みが一段と重要になると見られます。

source: PR TIMES

Share.